定期総会

今日は、所有しているワンルームマンション定期総会があった。2016年に取得してから今年で5回目になるが、投資用マンションの為か、毎回出席者が私だけという異常さである。

本当にみんな丸投げしていることがこういうところを見ても実感できる。

私はというと、将来1棟物件を手に入れても良いように勉強もかねて毎年参加しているので、今や理事長である。

理事長といえば聞こえは良いが、実のところ、管理運営はやはり管理会社に丸投げしているので、毎月の運営状況をチェックする立場にいるというだけである。

それでも、送られてくる月例報告書に目を通して、必ずつ以上の項目に質問や感想を述べることに決めている。勿論単純に疑問を持ったことを聴く場合もあるが、こうすることによって内容を強制的に理解できるようになる。

総会の流れは、前期予算確認、新規議案、役員選任といったものだ。

今日は議案についていくつか質問をした。

一つ目は、過去に導入した電子ブレーカーの効果に疑問があったこと。

二つ目は、専有部分の高圧洗浄の実施率の低さについて。

三つめは、携帯用トイレの共同購入の提案である。

電子ブレーカーは、節電効果があると言われて導入していたものだが、予定していたほど削減効果が見られなかったため理由を聞いてみたら、あっさりと計算ミスであることを認めたのである。

少し拍子抜けをしたが、この管理会社の良さは、都合が悪いことも包み隠さず話してくれるところにあるので、正直に言ってくれるので信用できるのである。

二つ目の高圧洗浄についても、頭の痛い問題である。

これまで約10年で3回実施したが、どうやら実施に協力頂けない入居者がいる模様。

不幸にも、自分の所有している部屋がこれまで実施されていないことが分かったため、どうしたら協力してもらえるか皆で考える機会を設けたかったのだ。結局結論は出なかったが、協力頂けなかった入居者が排水関連のトラブルを起こしたときは、自腹で対応してもらうように事前に通知をしておけばよいのではと思っている。また、そもそも実施していなくてもトラブルがないのであれば、中止しても良いと思っている。

三つ目の、携帯用トイレの共同購入だが、管理組合で備蓄しても良いのだが、管理人が常駐していないため、保管場所の施錠が問題になる。いざという時に「開錠できずに使えなかった」ということでは全く無意味だからである。と言って、施錠していなければ、すぐに持ち去られてしまうのは日を見るより明らかである。

そうなると、各戸で住人がストックするのがベストではないかということになり、機会を設けて一括で共同購入する場を設ければ、必要としている住民の方は安く仕入れられるメリットがある。

もっとも簡易トイレのニーズがどれほどあるかはわからないのだが、少なくとも災害時のことをちゃんと考えている管理組合であることのアピールにはなるだろう。資産価値を高めることにつながれば採用されなくともそれでよいと思ってもいる。。

とまあ、こんな具合の定期総会だったが、毎回非常に学ぶことが多いので、毎年楽しみにしているのである。

サブリース契約の再契約

調布のワンルームの契約更新時期がやって来た。

5年ほど前に駅前でイケメン営業マンに声をかけられたので話を聞いてみるとワンルームマンション投資の話だった。

場所は京王線「調布」駅から徒歩6分の高級ワンルームの最上階。

過去に、仕事で何度か調布駅の店舗物件を調査したことがあったので、ある程度の土地勘があり、電気通信大があることや、地中化工事や駅前再開発が予定されていることもあり、商業立地としてはポテンシャルが高いので物件があれば面白い思っていた。そのためか、話はマンションだったが、勉強の為にも詳しく聞いてみることにした。

なにより自分でも「不動産オーナー」になれると知り、完全に舞い上がっていたのだろう。2回目の面談で、当時の自分のレベルで懐いていた契約上の疑問も晴れたので、初期費用が10万ですむほぼフルローンの新築物件を購入した。

愚かなもので、購入してから少したってからようやくオーナーとして実感を持てるようになり、真剣にネットで調べ始めたのである。

ところが、「新築ワンルームは買うな」というような記事が山ほど出てくるのである。

そうすると、最初は「やられた」と思い、同時いあれやこれやと不安になってくる。

金利が上昇したら返済できなくなるとか、買った瞬間3割価値が下がるとか、サブリースは庚申のたびに減額されるとか、どれも嘘は言っていないので、ほどなく購入したことを後悔するまでになっていた。

そして、事業用ローンの借り換え先を探したり、サブリースを解約する方法など、リカバリー手段がないかいろいろ調べた。本屋で、ワンルーム投資家の書籍を読み漁ったり、その投資家のセミナーにも参加した。

そこではっきりしたことは、新築ワンルームは投資妙味は少ないということだが、同時に、好立地であればリスクもほぼないことがわかって来た。いろいろ学んでいくうちに、自分みたいな面倒くさがりな人間には、むしろあっていることがわかって来たのである。

冒頭にも書いたように立地は良かったので、空室になっても1か月もあれば入居が決まっていることから、1回目の更新時に約定どおり8,000円程度の減額はあったが、今回の再契約では月1,000円だが借り上げ家賃がUPしただけでなく、期間も2年から一気に5年間に伸びて、かつ、クロス交換とエアコンクリーニング代はサブリース会社持ちだという。

今回の更新条件で、サブリースに残りたい意向がはっきりわかったので、欲が出てきて管理委託契約に切り替えようかとも思ったが、やはり空室が出で返済分持ち出しになるのだけは避けたいので、この条件で再契約することにした。

以前、自宅の火災保険を切り替えた話を書いたことがあるが、この保険であれば、冷蔵庫が壊れたり、エアコンが壊れたりした場合にも保険が使えるので、このワンルームも同じ保険に切り替えようかと思う。

また、相変わらずワンルームの購入需要は多いようで、購入して以来、2週間に1度のペースで複数社から〇〇万円で売ってくれませんかというDMが送られてくる。最近ではだんだん値段が上がり、取得価格を越えることもある。

おそらくカモリストに入っているのだろうが、懸命な営業マン居は悪いが、定期的な価格のバロメーターとして放っておいてある。今では手数料を払っても100万円程利益が出るレベルまで返済も進んだので、あと10年は持っていても良いと考えているほどだ。

よく勉強もしないうちから始めた不動産投資で不安だらけだったが、いまでは知識も経験もついたので、むやみやたらに不安になることはなくなった。勿論、もう一室新築ワンルームを購入するかと言えばノーだが、立地と利回りが良くローンが付けば、是非とも拡大していきたい。

今では全く真逆の、利回り無限大であるが完全労働型の廃墟不動産投資をしているのだから、不思議なものである。リフォームの勝手がわかって慣れてきたら、リフォームは外注して少しずつ効率を上げて物件を増やしていきたい。