盆休みが終わり…

9日間の休暇が明け、今日から通常勤務に戻る。

盆休み前に投函したチラシや掲載物件の反響が好調である。

休み中も含め今日も何件か問い合わせがあった。

今日は、3件問い合わせがあり、解体作業に入ろうとした業者から1件、掲載した物件についての問い合わせが1件、地元の不動産屋からの電話が1件。

中でも、地元の不動産屋からの問い合わせが良かった。

聞けば、空き家オーナーがチラシを見つけて業者に対応を指示したとのことで、そのオーナーが地元の医者らしい。

そのオーナーの物件の管理を任されている業者が電話をしてきたというわけだ。

電話口から判断するに70歳以上と思われる話し方。地元一筋で続けてきたらしく、色々な地権者の物件の管理も任されているとのこと。

その業者とは今週末に会う約束をしたので、いろいろ武勇伝を伺う予定である。

そしてなにより、まずは今回の空き家物件で実績を作り、今後の紹介につなげていきたいと思っている。

廃墟不動産投資。社会的な課題も内包しているだけあって、やはり本気を出して取り組む価値があると実感。

好反響あり!?

前回、盆休みに帰ってくるオーナーを見越して、空き家にチラシを一斉に再度投函したと書いたが、早速、問い合わせが3件あった。

最後の1件は、こちらの主旨を伝えるなり、「副業禁止なのでそういう話だったら断ります」との回答で、その前の1件は検討中だったが、最初の1件は、空き家で困っているオーナーだったので、早速内見に漕ぎつけることができた。

現地は、2件で使っている敷地延長部分があり、幅員が1間しかない。しかも、その狭い敷延内に街燈のポールが立っていて、さらに10センチほど狭くなっている。

おそらく軽自動車が何とか通れるかどうかといったところ。

建物も築55年で、床もややへこむ箇所がある。収納は作り付けで、昔の日本家屋の象徴の縁側まである。

入った瞬間、1件目より程度が悪い印象で、さすがにてを加えないと使ってくれる方はいないかもしれない。

手の入れ甲斐がありそうな年季の入ったキッチン。ガスレンジは交換か?

風呂は広めでキレイ。トイレは大小ついている!

エアコンも使えた。しかも、今回のオーナーはある程度片づけまでしてくれている!

内見中に、順次契約の流れを伝えつつ、ヒアリングをし、疑問点を解消していく。

ひととおり会話をして、家賃も、固都税程度を希望と言ってきたので、前回同様、貸し手に困らない賃料水準である。早速、進められそうな物件と判断した。

とにかく、安く借り上げることが肝になるためここを譲るわけにはいかない。

逆にここがクリアできれば、その他は譲歩できる余地があるため、さらに2件目への現実味が増す。

初対面でここまでは順調に進んだが、次のステップ、契約についてはオーナーからの回答待ち。

今年中に5件立ち上げる目標にはまだまだだが、とにかく1件ずつ増やしていくしかない。

ある大会社オーナー親族の小さな案件

久々の仕事の話。

今日はありがたいことに、不動産売却の仲介業務で、丸ノ内の某会社オーナーの親族のご自宅に訪問する機会があった。

案件自体は、数百万の一軒家の売却だったのだが、その所有者が資産3,000億の企業グループのオーナーの親族というだけあって、ご自宅は滅多にお目にかかれない豪華な作りをしていた。

まず、敷地周りの塀は全周ボーダータイルで貼りつくされ、各所にセコムの防犯カメラが設置されていた。オートロックが解除され一歩足を踏み入れると、そこは中庭を囲む回廊となっており、ガラス張りの壁をとおして中央に光庭を見ることができる。その回廊を半周する途中にガレージがあり、停まっている車は赤い車だったがエンブレムからフェラーリであることを示していた。ガレージには他にも数台の高級車が格納されているようだった。回廊の途中で靴を脱いで大理石貼りの床に上がり、その中央に位置するシンボリックな階段を昇っていくと、これまたモダンで開放的な大理石貼りのフロアが待っていた。視界に入るオープンな作りの各部屋には、それぞれゆったりとテーブルやソファーなどが並べられていて、どの部屋もこだわりが感じられた。そしてそのうちの一つ、片隅に大きな水槽が見える15畳ほどのリビングに案内された。

そこで、本日の目的である業務を遂行して行くのだが、時折交わす他愛もない会話のなかに、御親族の気さくな人柄を感じ取ることができた。

不動産の仕事をやっていると、資産家の持つゆとりを感じる機会が多くあるが、やはり、こういう方々はなるべくして資産家になっているのだとつくづく実感させられる。

このような資産家の方々と接した後には、なぜか自信をもらえた気になるのが不思議なところである。

人との出会いは面白い

今日は、不動産業者同士の交流サイトで知り合った方と面談した。交流サイトはTRG(トラジ)というもので、筋肉隆々ボディの武田真治がベスト姿でCMをしているあれだ。

TRG(トラジ)は、不動産業界に革命を起こすことを目標にしているだけあって登録が無料のため、自分も登録しておいたら、一日で6人からアクションがあった。

登録は実名かつ顔写真付きのアカウントの為、一定の信用は置けるのだが、やはりどのような人かがわからないまま交流をするのには、いささか抵抗がある。

とはいっても、初対面の人と話をするのはどちらかというと得意な方なので、チャットから入り、まずは会って話ができるように会話を誘導していくのである。

今日は、そのうちの一人と面談に漕ぎつけたが、この方は、少し、いや大分変った方だった。

何が変わっているかというと、まずは自分を知ってもらうというプロフィールシートを差し出してきたところまでは最近流行りのパターンだったが、自己紹介を終えると、今度は私のことをいろいろ聞いてくるのだ。勿論、腹を割って話せる相手かどうかを見極めたいのはわかるが、次第にどこかの会社の面接を受けているかと思うほどだった。そして最後は次のような断りを入れて、了承いただける方であれば末永くお付き合いさせていただきたいときた。

「私にも、相手を選ぶ権利があるので、次の条件を満たした方であることを守っていただける方にお付き合いを限らせていただきます」と。

完全に意表を突かれたが、自分の過去の思い出を語るのは悪い気はしないので、話していくうちに自然と打ち解けてくるものである。1時間ほど会話をしていくうちに、この方は結構なキャリアを持っていて、資格も不動産コンサルやら、家屋調査士、FPなど、不動産にも精通してるようで、過去に脱サラもしていたことも分かった。

6年ほどの脱サラ時代は、現金で過疎地の空き家を購入し自分で改修して売却を数回していたという。しかし、すべて自分でやっていたためか限界を感じ始めたころ、ずっと誘われていた大学の同級生の社長からのお誘いで昨年、今の会社に入ったという。

全く想定していなかったタイミングで、自分と同じ空き家に携わる人を見つけることができたことに不思議な縁を感じた。

この方のいろいろな苦労話を聞いた感想として、仕事を含め、何かを成し遂げるためには、信用できる人を見つけることがテーマになっていると感じた。実際、「これほど自分が何もできない人間だとは思わなかった」としみじみと語っていたのが印象的だった。

そして今は、自身の描いている構想をともに実現できる仲間をさがしているのだろうと。

すぐにでも賛同したかったが、初対面でもあるし、よくある頭でっかちで行動ができなくなっている可能性も否定できないので、今後のやり取りの中で自分のビジネスパートナーになり得る人間かを見極めていくことにした。

今回の一件で、今後の楽しみが一つ増えた。

それにしても、ネットがなければ絶対にありえなかった出会いだったわけで、すごい時代に生きていることを改めて実感した。

とにかくありがたい時代である。