中野店舗物件が決まる!

トントン拍子で進んできた中野案件だが、契約内容も概ね詰まってきた。

そして明日は、現地にて打ち合わせ予定。主旨は、レイアウト確認と引き渡し容姿の取り決め。コロナ禍の中でも出店する数少ない貴重なテナントなので大きな問題など出ないことを祈るばかりである。

スケジュールもタイトで来月末契約で進めている。

テナントが上場会社ということで、リーガルチェックやら、稟議やらに時間がかかるため、逆算すると今週末には契約内容を確定したいらしい。

今日は重要事項説明をひととおり作成した。不明点や、あいまいな点は明日役所で確認すればよい。

今回の取引により、手数料が自分の年収ほど入るので、それなりである。今回、予定どおりに契約できれば、実質2ヵ月半で片付くことになり、効率がとても良い取引となる。

前回は8ヶ月もかかったから雲泥の差である。物件の種類が違うとはいえ、今回は今のところとてもスピーディに事が運んでいる。

やはり、調子が良い時は気分も楽なものである。

こういうところも含め、不動産は奥が深くて面白いと思う。

我が家の住人

我が家には、もうすぐ成虫になるカブトムシがいる。

昨年の夏に、行きつけの美容室で、つるの剛士似のイケメンお兄さんからツガイでもらったのだが、秋に卵を産んでることが分かったので、そのまま育てていた。

全部で4匹いたが、皆、冬の間はダイソーで買ってきた昆虫マットをひたすら食べ続けて、だいぶ大きくなっていたのだが、ひと月ほど前にさなぎになっていたのだ。そのうち1匹は虫かごの端に蛹室(さなぎのままじっと過ごす部屋)を作ったので、外からも様子が見える。

最近、その1匹がゴソゴソ動いている。しかもすでにあの光沢を放っているので、もうカブトムシになっていると思われる。

しかし、まだ体が柔らかいからか、蛹室の中にとどまったままである。

ネットで調べると、脱皮してから10日ほどは、ずっと蛹室の中であまり動かないらしい。ほかの3匹の様子はわからないが、6月中旬には蛹になっていたので、そろそろ土の中から出てきてもおかしくない。

さなぎの期間は1ヶ月か40日ほどらしいので、無事であれば、4匹のカブトムシが拝めることになる。

まばゆい光、青空、そよ風、日比谷公園

今日は朝から天気が良い。

朝の気温も22度とちょうどよい心地よさ。

京浜東北線で日比谷公園に向かう。

いつも日曜日は日比谷図書館で勉強をしていたが、ここ1か月半はコロナの件で閉館続きだったので足が遠のいていた。今月1日からようやく貸出返却のみ再開したとあって久しぶりに公園に。

電車の中で約1時間は、早速昨日入学した投資の学校の動画を視聴した。

この動画、全部で500か600だったかのコマ数があるようで、とても一気に視聴できるボリュームではない。しかも毎日、数コマずつ追加されているようだ。

広告にはこう書いてある。

世界中の投資金融経済に関わる全ての情報をここに集約
ここに情報が無いということはない。
全ての情報をここに。

とにかく圧倒的な自信。恐れ入りました。

講義は大きく経済金融資産運用、実践、その他に分かれているが、株式投資に特化した講義特集があったので、既に実践していて手っ取り早く結果が出そうなここからスタート。

用語の解説や講座の開設方法など、基礎から教えてくれるわかりやすい講義で、確認を兼ねて一気に倍速で視聴。あっという間に東京駅に到着してしまった。

日比谷公園へは、東京駅から歩く。完成したばかりのロータリーを抜け、駅から皇居に向かって大通りを歩くと、いつもやる気を漲らせてくれる。特に今日のようなすがすがしい青空の下ならばなおさらだ。

丸の内仲通りに入れば、ブランド店が立ち並ぶ高層ビル群の谷間が新緑の涼しい空間に変わる。冬場はイルミネーションでも有名である。

ペニンシュラホテルを曲がり、再び皇居へ向かい馬場先門から日比谷公園に入る。

公園の樹木の間からは青空をバックにミッドタウンが聳え立ち、まるで天空の城を彷彿とさせる。

全てが心地よい。

大噴水の前のベンチの木陰に落ち着き、途中のセブンイレブンで仕入れたおにぎりを食す。

そのまま1時間ほどで、まずは通信講座の課題を完成させた。以前から続けていたFP2級の講座で、本当なら5月24日に受験のはずが、これもコロナで中止となったことで、9月試験となった為、モチベーションが下がり進みが悪かった。これもあと一回課題を提出すれば終了。あとは過去問ルーチンに入る。

暫くくつろいだあと、だいぶ暑くなったので、再び動画を視聴しながら京浜東北線に乗って次の予定。

地元に帰ったら、次は廃墟不動産投資向けの空き家探し。

これは労働型のビジネスなので大変なのだが、数が増えてくれば外注もできるのと一度契約してしまえば、毎月家賃差益が入るので、少しずつ増やしていきたいと思っている。昨年9月からスタートして1件稼働中。今年は5件増を目指しているが、まだ成果はない。

2時間歩いて6件見つけた。そしてオーナーアプローチをかけておく。

自宅から半径1km以内だけでも、もう100件は見つけたが実績はまだ1件だけ。

それにしても本当に空き家が多い。高齢者も多いのでこれからもっと空き家だらけになっていくだろう。この分野も社会貢献ができそうなので、早く軌道に乗せたいビジネスである。

まだまだゆっくりではあるが、充実した1日を送ることができて幸せである。

投資の学校③

今日、ついに投資の学校に入学!

早速いくつかの動画を視聴してみた。どれも新鮮だったが、なかでも強烈に印象に残った動画があった。JACK MA氏のものだ。

自分にも大いに心当たりがあったので、忘れないように書いておく。

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貧乏マインドの人に尽くすほど最悪なことはない。

何かを無料プレゼントしたら「これは罠だ」と批判する。

「小額投資で大丈夫」というと「じゃあ儲からないじゃん」と文句をいう。

「多額の投資が必要」というと「そんな金ない」と文句たらたら。

「新しいことに挑戦しよう」というと「経験がないから無理!」と諦める。

「伝統的なビジネスだよ」というと「じゃあ成功しないね!」と却下される。

「新しいビジネスモデル」というと「ああ、MLMか」と決めつける。

「店を経営してみたら?」というと「自由が無くなる!」と主張。

「起業してみたら?」というと「プロじゃないから無理」と受け入れない。

貧乏マインドの人たちの共通点とは

グーグル検索が大好きで、似たような貧乏マインドの友人の話ばっかりを集めて慰め合ってる。

口先だけは、大学教授なみ。

でも行動は盲人以下。

彼らにこう聞いてみて

「じゃあ、あなたは何ができるの?」

なにも答えられないから。

私の結論は、

言い訳を熱弁している暇があったら、もっと素早く行動に移せば良い。

いつも考えてばかりいるよりも、何か実際にやってみたらどうか。

貧乏マインドの人は、ある共通点により人生を失敗します。

ずっと待っているだけで自ら何も行動しないからです。

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どうやら、自分は頭でっかちになっていたようだ。

知っていることは良いことだから、勉強は大好きだが、行動はあまり伴っていなかった。

口先だけは、大学教授なみ。でも行動は盲人以下。

これは強烈だった。

もうそろそろ、いつか役にたつだろうからと準備してきたいろいろな能力を、実践に使うときが来たのである。

投資の学校②

今日も、前に記事にした、投資の学校の講義動画を通勤途中に拝聴した。

内容が分かりやすいだけではなく、どうやらこの移動中に聴くスタイルも自分に合っているようだ。

もう、入学する気満々だが、念のため自分の収支の確認をした。

この収支、エクセルで一から作ったもので、毎年少しずつ使いやすいように修正して使っているものであるが、今年でもう7年目である。

きっかけは、新築ワンルームの購入の時だ。毎月、若干持ち出しになる例のスキームの物件を購入したのだが、年間CFは2物件でマイナス24万だ。

当時はビクビクしながら、毎月どうなるか計算していたが、今となっては無用の心配だったことが分かった。そもそも新築なので、10年は何事もなく過ぎるものだし、池袋駅12分と、調布6分と好立地で、かつサブリースのうえ転貸先の空室もほぼない。

もう少し不動産に時間をかけられればサブリースなど不要なのだが、空室になってから入居者募集、審査、契約などを自分でやるのは時間も労力もかかるし、年間で3ヵ月以上空室になるとサブリースを入れた方が収支はよくなることもあり、徹底的にリスク排除しているので入れている。

先日も2回目の更新通知が来たので更新した。

再更新の場合は2年更新とのことだったが、今回は家賃が月1000円プラスになっただけでなく、一気に5年更新になった。こちらも長く借りてもらえれば安心だし、サブリース先も利益を出せる物件だと確認できたのだろう。

返済も順調で、そろそ売却益も出て来そうな水準まで減ってきている。

再契約にあたるため、新契約書のひな型を取り寄せたところ、期間の定められた契約で、解約条項も入っていなかったため、借主からの解約は最低3カ月前予告が必要になるので2つ返事でOKを出した。

話が脱線してしまったがこの収支上でも、投資の学校に入って毎月2万の支出が増えても問題はなさそうだった。

それにしてもわずか初期費用30万で、約500時間のコンテンツと10年間のサポート。さらに万一サポート期間中に、この学校より優れた学校が出できた場合にこの30万は返金されるという信じられない特典まで付いているのである。

とにかくものすごい自信と確信である。

講師陣の中には3大投資家の一人や、株のバイブルを書いた方もいるので期待は膨らむばかりだ。

僅かな投資経験からだが、伸びる会社を見抜く判断能力を学びたいと思い始めていたので、学校の方針とも一致する。

数年後には順調に資産を増やしていけることを約束されたようなものだ。

明日は、ゆっくりと入学手続きをしようと思う。

招かざる訪問者

今日は蒸し暑い。

そろそろ、ここ関東地方も梅雨入りが近い。

毎年今頃になると、庭のビワの実が色づいてくる。

先週の土曜日はまだ数えるほどだったが、今日見てみると、1/3程度色づいてきていたので、収穫することにした。

我が家には実のなる木が所狭しと植えてある。

キウイカキみかんイチジククルミレモン、そしてビワである。

そのためか、季節問わず招かざる訪問者が増えてきている。

特に春は、ムクドリか何かが、キウイの新芽の味を覚えたのか、ここ数年は花芽が食べられてしまい、実がわずかしか成らない。

そして、ついに昨年一晩にして実が無くなった果物がある。

それがビワである。

おそらくカラスの仕業だろう。

なんか夕方騒がしいなと思っていたが、いつものことだったので気にしなかったが、翌朝、すぐに異変に気付いた。

あれだけ成っていたオレンジ色が、キレイになくなっていたのである。

そんな経緯があって、今年は鳥よけの網を購入して木の周りを囲ってしまおうとしたが、木が大きいのと、網が葉に引っかかるので諦めていた。

そうこうしているうちに今年も色づき始めたので、早々に高枝ばさみでひと房ごと切り取っていくと、大きめのボール1杯の収穫になった。

早速皮をむいて食べると、さわやかな甘みと香りに満たされ、旬の味覚と季節の到来を喜んだ。

できれば奴らには訪れてほしくはないが、奴らも生きるために必死である。ずっと知恵比べは続きそうである。

投資の学校

今日、ある方のメルマガの案内に目が留まり、内容を確認してみた。

すると、とある投資の学校の講義の内容を無料で公開しているとのこと。

ずっと興味を持っていた投資スクールだったこともあり、迷わずクリック。

すると全体で3時間以上の動画が用意されていた。

その内容とは、とても書ききれるものではないが、印象に残ったのは、「投資にはいろいろあるが、期待値がプラスのものに投資をすることが鉄則である」と力説していたこと。

期待値がプラスの投資とは、プレイヤーの投資収益の合計が増えていく投資のことを指す。

パチンコや、競馬、宝くじ、FXのように投資した瞬間に運営側が一定の割合をせしめるだけで全体が減ってしまう=期待値がマイナスになるものが多いが、不動産や、株はプラスになるのだと。そしてETFも比較的お勧めだが、投資をする以上、事業というものを理解して企業を買う=個別株投資を強く勧めていた。

これまでの自分の短い投資経験でも、薄々感じ始めていた内容を明快にテンポよく解説してくれたことにとても共感を覚えた。

もともと、この方のセミナーに参加したのは3年ほど前のことだった。

新築ワンルームを所有してしまった後のリカバリー方法を見つけるためにいくつかのセミナーに参加していく中にたどり着いた。

バングラディシュの土地投資の話で、国の特徴や将来性を見ればすぐにでも参加したかったが、あいにく元手がなくて泣く泣く断念していた経緯があった。

この時に、今回取り上げる投資の学校の案内があり、説明してくれたこの方の知識、経験、経歴に圧倒されて、是非ともやってみたいと思ったが、まだ信用しきれずに見送っていた。

それでもこの時は入学しなくても、メルマガでも情報を送ってくれるということだったので登録をしていた。

以来、毎日定刻にメールを送り続けてくれたので、おかげでだいぶ投資の知識も増えていたところだった。

そんな時に、無料の案内が来たものだからと思わず飛びついてしまった。

3時間の動画講義を通勤途中に何回かに分けて拝聴したが、やはり知りたかったことを体系的に詳しく解説してくれたので見入ってしまい、ますます入学したくなってしまった。

今は多少の余裕もあるので、これから自分の経済収支を確認して問題がなければ申し込む予定である。

もし、この投資の学校のアフィリエイト制度があれば、絶対に登録したいと思うほどお勧めなので、そのうちこのブログにもお目見えするかもしれない。

情報商材ブーム?

アフィリエイトを始めて1週間が経った。

これまでにネットで経験したことも踏まえて感想を書いてみたい。

ただし以下は、あくまで自分の妄想なので、誤っているならば是非とも反論してほしい。

無料の魅力的なキャッチフレーズのバナーをクリックして中身を見ていくと、段階的に有料商材(10万とか、30万とか)へ誘導されるパターンだ。

そして有料商材〇〇のスキームはだいたいこうだ。

 入会費+月額会費

「〇〇で稼げます」とか謳ってはいるが、〇〇は単なるおまけで実はこのスキームを後続者に実践させることで先行者が利益を上げているだけという、実に巧妙な手口が見え隠れする。

まさに錬金術だ。

先にお金を払う以上、後継者もスキームに気づいたとしても後戻りはできない。仕方なく更なる後継者からお金を払ってもらえるよう、日々美辞麗句を並べてこのスキームを購入してもらう作文活動のプログラムに邁進せざるを得ないように仕組まれている。

素直な後続者ほど熱心にこのスキームの良さをインターネット上でアピールしまくり、更に後続者を増やしていく…。まさにネズミである。

後続者が増えれば、何はともあれ実際にお金が入ってくるわけだから、スキーム自体に嘘はない。やや後ろめたさを感じながらもハマっていく…。

以上が自分が見切った妄想である。(証明する気がないという意味で)

そこで自分は、そういうスキームを勧めてくる人に必ず次の質問をする。

「そんなに〇〇が効果あるのだったら、成功報酬でできるでしょう?」と。つまり「先にお金を払わなくても、〇〇を実践すればお金が入ってくるのだからそこから対価を支払いますよ」と聞いてみるのだ。

ところが昨日、案の定というか、つい本音を返してきた輩がいた。

『そうすると、途中でやめてしまう人が多いんですよ』と。

「え?」である。

「うまくいくのに途中でやめるってどういうこと?」

『・・・』

とこんな具合に、〇〇の効果を自ら否定してしまい終了する。

色々なお誘いを受けても、話を聞いていくうちに、いつも同じ感想をもってしまうの自分は、儲けるセンスがなさすぎるのだろうか?

うまい話には気を付けよう。

リモートワークで発見できたこと

今日で約1か月半続いたリモートワークが終わり、明日から、オフピークではあるものの通勤が再開する。

既に再び感染者数の増加が始まっているように見受けるが、また2週間後に第二波が来ないことを祈るのみ。

さて、前代未聞のリモートワーク期間で起きたことの感想を記録しておきたい。

一家団らん 通勤時間がない分、ゆっくり寝ていられる。家族揃って朝食を取りながら、他愛もない会話を楽しむのも良いものだ。昼にはティータイム、夜も、おうち時間用にアマゾンで購入したボードゲームカタン」に興じるなど、娘たちも大喜びだった。

アウトプットの重要性 やり取りがメール中心になるため、キチンと把握していない事柄を伝えることができないし、どうすれば相手に伝わるかを強く意識するようになった。自ずと言葉を選ぶし、何より慎重丁寧になったことは自身にとってプラス。

IT化に順応 不動産業界は未だに紙が主流ではあるが、物件情報のやり取り程度であればメールにPDFを添付するだけで済む。以前であれば面談して紹介するのが当たり前たっだが、きちんとした内容のメールのやり取りと電話のフォローで十分である。現在、会社ではテレビ電話で重要事項説明を行う「IT重説」事業者登録を申請していて、近いうちに売買契約もテレビ電話で行うことになる予定。

ITの重要性に気づく これまでやろうと思っていてもなかなか腰を上げられなかったネットビジネスに踏み込めた。アフィリエイトのスキームを考えた人は本当に凄いと思う。

これまで、通勤時間は「勉強できるからいいや」くらいの気持ちでいたが、通勤ははっきり言って無駄であると思えるようになった。

これを機に、自分の仕事でも在宅で結果が出せる仕組みを構築してみようと思う。

不動産賃貸業の今後について

コロナウイルスにより、あっという間に世の中が変わってしまった。

日本では緊急事態宣言を以て、沈静化を目指しており、今のところ新規感染者をおさえることができている。

しかし、経済活動を見てみると誰の目にも明らかどころか激変してしまった。

特に飲食業界は売り上げが9割減などという話も耳にする。

さらに、テナントの場合には、家賃支払い免除を擁護する論調も目立っている。

この風潮は不動産賃貸業(不動産投資家)にとってはまさに悩みの種である。

自分が勤務している会社は、商業施設の開発をメインとしているが、今まさに自社商業施設に入居している各商業テナントから過去に類を見ない下げ幅家賃減額要求の嵐がはじまっている。

担当しているパチンコ店からは6ヶ月免除または50%減額、ゲームセンターも撤退申し入れ、回転すしも7割減額、中古車販売店からも50%減額など…。

確かに、テナントからしたら閉店要請により閉店していて売り上げが立たないため減額要求はやむを得ないのだろうが、俄には信じがたい減額幅である。

賃貸借契約書の条文には社会情勢の悪化により3~5%程度の増減を認める内容を入れることがあるが、今回は桁が違う

まさに異次元な要求である。

幸いにしてうちの会社はサブリース(借りた建物をテナントに転貸)している物件が多いので、賃貸人であると同時に賃借人でもあるため、最悪、建物所有者に対して家賃を減額してもらえば、会社の取り分を温存するという逃げ道がある。

しかし、そんなことをしたら、会社の存在意義がなくなる。

何しろ、建物所有者に対しては、建物を借り受ける際に「万一テナントが撤退しても、うちが間に入っていることで、別のテナントを見つけられるので空室リスクをなくせます」と言って相場より安く借り受けているから、いざという時に、容易に「減額して下さい」とは言えない。

しかし、今回は非常事態である。このままではテナントから頂く家賃より、大家に支払う家賃の方が多くなってしまうため、企業としては減額の申し入れをしても何ら不思議はない。

結局のところ、あおりを食うのは土地建物の所有者である。

特に、銀行から融資を受けて物件を取得している不動産投資家は、これから借入れ返済の猶予や免除の要請に奔走することになる。

要請に対し、銀行が「わかりました」と返済を待ってくれればよいが、今回はどうなることか?

不動産投資家として一つ言いたいことがあるとすれば、オーナーに対しテナントの家賃減額を認めるように要望するのであれば、同時に、金融機関に対しオーナーの借入返済の猶予(減額)を要望するべきである。

不動産賃貸業(特に商業)の受難の時代はこれからが本番である。