盆休みが終わり…

9日間の休暇が明け、今日から通常勤務に戻る。

盆休み前に投函したチラシや掲載物件の反響が好調である。

休み中も含め今日も何件か問い合わせがあった。

今日は、3件問い合わせがあり、解体作業に入ろうとした業者から1件、掲載した物件についての問い合わせが1件、地元の不動産屋からの電話が1件。

中でも、地元の不動産屋からの問い合わせが良かった。

聞けば、空き家オーナーがチラシを見つけて業者に対応を指示したとのことで、そのオーナーが地元の医者らしい。

そのオーナーの物件の管理を任されている業者が電話をしてきたというわけだ。

電話口から判断するに70歳以上と思われる話し方。地元一筋で続けてきたらしく、色々な地権者の物件の管理も任されているとのこと。

その業者とは今週末に会う約束をしたので、いろいろ武勇伝を伺う予定である。

そしてなにより、まずは今回の空き家物件で実績を作り、今後の紹介につなげていきたいと思っている。

廃墟不動産投資。社会的な課題も内包しているだけあって、やはり本気を出して取り組む価値があると実感。

盆前の仕込み

廃墟不動産投資の話。

先週、立て続けに2件の問い合わせがあったが、結局その後は無しのつぶて…。

1件は、空き家の持ち主からだったのでもう少し時間がかかるかもしれないが、もう1件は、オーナーに依頼された近くの知人だったので、オーナーに話したけれど感触が悪かったので放置…。

最も悪い状況を想定した場合だが、あくまで、「面倒だけど借りてあげてもいいよ」というスタンスを保つとなると、こちらから連絡しては負けである。

今日も両物件とも見てみたが、長雨の後の猛暑で、雑草も庭木も伸び放題で外壁にまで絡みついている…。プロの私でさえ辟易する状況なのだから、「さっさとこの私に任せてしまわないとどんどん後が悪くなりますよ」と言いたい。

かといって、指をくわえて待っていても仕方ないので、今日は、これまで家の周りで見つけた100件以上の空き家に、再度チラシを入れてきた。

ちょうど盆休みが少し落ち着いた頃に、ふと、草ぼうぼうの空き家のことが気になって戻ってくるオーナーもいると思ったからだ。

さすがに徒歩で回っていては、熱中症にもなるし、途中で日が暮れてしまうので、今日は自転車で回った。それでも1時間半くらいはかかっただろうか。

いくつか、更地になっている物件もあった。

勿論、ひとさまの建物なのだからとやかく言う権利はないのだが、獲物が無くなってしまったようで、少し残念だった。

また、自分のことを不審者と思ったのか、一部始終こっちの行動を見ている近所のおじさんもいた。

そうこうしながらも最後の1件が終わった時には、久しぶりに味わった体育会系の充実感。

さて、明日以降、何件の問い合わせがはいってくれることか…。

Gardening 大家の使命

ビジネスに必要な要素を、今現在の自分が持っている知識と経験でまとめてみようと思う。

自分ができることと言えば、不動産関係のビジネス一択。そこで、空き家に注目したのだが、その空き家のオーナーが何を考えているかを想定した。

空き家の持ち主は、空き家についてどうしたいと考えているのかを掴むことから始めた。

空き家になっている理由として考えられるのが、子供が独立してしまい、親も高齢の為施設に入ったり、もしくは亡くなってしまったケース。子供も自分の家族のことで手いっぱいで、実家にまで手が回らないケースである。

この使わなくなった空き家を、どうするか?殆どのオーナーがどうするかを決めていないとなれば、一つのニーズが見えてくる。

・一つ目、売却して、キレイさっぱり物件のわずらわしさから解放される。

・二つ目、売却するのは抵抗があるので、そのままにしておく。

一つ目のケースはともかく、二つ目のケースの場合、賃貸物件としての活用を提案することが有効だろう。

自分ではもう住まないが、かといって売却するのも抵抗がある。

このようなオーナーに対し、空き家を貸し出すことで、面倒な草むしりなどの管理から解放されるし家賃も入ってくる提案をする。

提案が信用できるものであれば、こんなに良い選択肢はないはずだ。

既にこのような賃貸ニーズは潜在的にはあると思われる。一度認知されてしまえばこれからの潮流になることは十分考えられる。しかもこれからますます空き家は増えていくのである。

キーポイントは、管理の負担を無くせて(または減らせて)、かつ家賃まで入ってくるというところにある。

ボロ家であればあるほど、このシステムはウケるであろう。

問題は、このようなニーズをどのように見つけ出すかである。

今は、ひたすら空き家を探し出してオーナーにアプローチをしているが、積極的に空き家を貸したいオーナーも少なからずいるから、借主を見つける信用できるサービスがあれば、そういうオーナーは利用するはずである。

自分の自宅の周りだけでも、すでに100件以上の空き家が見つかっている。

全てのオーナーがこのような悩みを抱えているというわけではないだろうが、現実的に一目で空き家とわかる空き家は100件以上存在している。

理由はともあれ、空き家として現存しているのである。

将来的にはすべてのオーナーの了解を取り、空き家の借り手を募集できるサイトを立ち上げたい。

空き家の家賃設定を格安にすれば、住みたい借り手もこのコロナ禍で増えてくると思う。

この2者達を結び付ける場をつくることで、オーナーと借り手とのWIN-WINの関係を増やすことこそ、Gardening大家の使命である。

人口増加数4位の政令市なのに空き家だらけ?

八つ橋

今日は、自分が廃墟不動産投資を行っているさいたま市の状況を書いてみようと思う。

さいたま市は、人口増加が政令指定都市の中で第4位(平成26年)と健闘?していて、毎年コンスタントに10,000人ペースで増えている。平成30年には130万人を突破し、政令市中で9位になったそうだ。

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しかし、市内10区のうち、9区は4%~15%弱の伸びに対し、岩槻区だけが0.6%の伸びと辛うじてプラスを維持している状況である。(さいたま市の空き家の数が最も少ないのに”空き家率1位”との表記はスルー…)

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もちろん、さいたま市に合併されたのが、大宮、浦和、与野の三市合併後から後の2005年(平成17年)4月1日だったということの影響もあるのだろうが。

しかし、自分にとってはこのほうが都合が良い。

地理的に一番外れとはいえ、かの有名な?”東武アーバンパークライン(旧野田線)”で、10分以内に県内一のターミナル「大宮駅」に行けるだけでなく、東北道「岩槻IC」が至近かつ今や圏央道も繋がったので東北方面はもちろん、関越道も外環道もストレスなく使えるなど、電車でも車でも至極便利な位置に存在するのだから、まさに穴場だと個人的には思っている。

また、岩槻人形や、太田道灌が築いたと言われる岩槻城の土塁が残る城址公園があり、埼玉の数少ない観光名所にもなっていて、整備された城址公園は桜の時期になると、八つ橋の真っ赤な欄干を浮かべるスイレンの池が、何とも情緒あふれる特別な空間となる。

こんなにポテンシャルが高い地域に空き家が多く存在することは、まさにチャンスだろう。これについては次の機会に書くことにする。