梅の収穫と梅エキス

関東は6月11日に梅雨入りした模様だが、梅雨といえば、今年も恒例のこの季節がやってきたというイベントがある。

庭に植えてある梅の収穫である。少し前にはビワが収穫できたが、立て続けに梅も収穫が続く。ところが、今年は収穫が少ない。

というのも、昨年は取れすぎて、15kgにもなった為、梅漬け梅酒梅ジャムを作ってもなお余った為、凍らしておくほどだったから、今年はあまり実がならないようにと、冬の剪定を強く行ったからなのだが、結局、今年の収穫はわずか2.5kgだった。

しかしである。

その凍らせた梅に、新しい出番が回ってきた。梅ジュース梅エキスのレシピを見つけたからだ。早速作って見ると、前者は娘たちが気に入り、後者は自分が気に入った。そして両方ともあっという間に消費してしまったので、今年は一転、梅のニーズが大幅に増えてしまったのだ。

収穫したわずか2.5kgの梅は、青梅と完熟梅に分けた。青梅は、カミさんにまかせて梅ジュースに、完熟梅は自分で煮詰めて梅エキスにする。

梅エキスの作り方は、いたって簡単。完熟梅を洗って、そのままホーロー鍋に入れて弱火で加熱しながらかき混ぜるだけ。そして、煮詰めること30分程度で完成し、煮沸した瓶に移して保存。

これを毎日スプーン1杯舐める。作るのも、摂取するのもいたって簡単なところが良い。

梅エキスの効能は、強い血流改善効果・血液浄化作用があるため、血液がさらさらになるようだ。常備薬としても有名であるが、ほかにもさまざまである。ネットで調べると、クエン酸リンゴ酸ムメフラールなどが多く含まれていると書いてある。

もともとクエン酸を薬局で買って飲んでいたが、1ボトル2,500円程度するため、梅エキスをつくればタダで済むことになる。

せっかくなので梅の効能をまとめておく。

  • 梅に含まれているクエン酸・リンゴ酸・ムメフラールには、血液をサラサラにして流れやすくする強い血流改善効果血液浄化作用があります。
  • 血液内にコレステロールなどがたまるのを防ぐなど動脈硬化を抑制し、生活習慣病の発生を防いでくれます。
  • 梅に含まれているクエン酸が基礎代謝を活性化し、内臓脂肪を溜まりにくくします。
  • 疲労回復効果』 疲れにくい体作りや、疲労の早期回復
  • 食中毒予防』 食中毒菌の増殖を抑制する作用
  • 胃がん予防』 ヘリコバクターピロリ菌の運動抑制効果
  • 抗酸化作用』 細胞や組織が酸化するのを防ぐ作用
  • インフルエンザ感染予防効果
  • カルシウムの吸収促進効果
  • 肥満抑制効果

と、なかなか優秀である。

昨年は、おかげで一度も風邪をひかずに済んだが、今現在も継続中である。(コロナ対策のマスクも一役買っているが…)